The Moon and Sixpence

~コミックとアニメと小説と、ゲームと映画と日々のこと~

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「ノート(ある日の)」

いつも一人の女の子のことを書こうと思っている。

いつも。たった一人の。ひとりぼっちの。一人の女の子の落ちかたというものを。

一人の女の子の落ちかた。

一人の女の子の駄目になりかた。

それは別のありかたとして全て同じ私たちの。

どこの街、どこの時間、誰だって。

近頃の落ちかた。

そういうものを。

落ちかたといったって色々ある。例えばジェット・コースターのようにまっさかさま、だとか、自転車で坂道を下るように、だとか。運動の種類がね。滑走系なのか旋回系なのか、とかね。飛行機のきりもみ飛行のような、とかね。

そうじゃない。

むしろ、羽毛が、鳥のうぶ毛のような羽毛が、ふわふわと漂うような上昇しているのか下降しているのか、一見するとよく分からないような落ちかたがいい。椿の花がぽとんと落ちるみたいなのや熟したぐみやマルメロがぽとんと落ちるみたいなのはいやなんだ。

エレガントじゃないからね。

でなかったら、たっぷりした水の中だとか。プールの底から太陽をみたことがあるかい?あの光。あの反射。アイス・フロートのような不安。浮かんでいるのか沈んでいるのか。フローティング。

そんなものが望ましいね。

ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうねぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね
(2004/02/21)
岡崎 京子

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2011.11.24 23:50 | 未分類 | トラックバック(-) | コメント(-) |
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